立ち耳治療の症例写真をいただきましたので、解説します。
（症例写真へのご協力ありがとうございます。）
症例について
20代男性。
昔から立ち耳を気にされており、人の目線が耳にいくだけで、自分の耳が立っていると思われていると感じていたようです。
遠方よりブログなどを見てくださり、ご来院くださりました。
症例写真
治療前の状態と治療直後の状態
治療前の右耳です。
対耳輪と呼ばれる軟骨の折れ曲がりが少ししかなく、横に張り出した耳になっておりました。
右耳の治療直後の状態です。
複数箇所に、糸を埋没させ軟骨の折れ曲がりを強くしています。
また、軟骨が折れ曲がりすぎて、「くの字」の耳にならないよう、耳の中央からしっかり曲げています。
右耳の治療前後です。
今回の方法は切開せず、糸だけで対耳輪（たいじりん）を作成しています。
ただし、糸だけでも、切開した場合と同様の効果が出る工夫を追加しています。
立ち耳と治療について
- 立ち耳は欧米では「悪魔の耳」として嫌われる傾向にあるようですが、日本では気にされる方は気にするけど、気にしない方は全く気にしないようです。
- 人口の5％に見られます。
- 通常は、両耳に起こります。
- 家族内発生頻度が高く、遺伝的素因が示唆されています。
- この治療の特徴は、形が自然、傷跡がきれい、戻りにくい、ダウンタイムが少ない、リスクが少ないことです。
- 重症の方は、よりしっかり曲がり、後戻りしにくい方法で行っています。
- 治療料金は立ち耳の程度を軽症と重症の2つに分類し、軽症の場合は1箇所を糸で留め、重症の場合は2箇所以上糸で留めます。
- 治療料金 埋没法（両耳・税込）
軽症 132,000円 重症 198,000円
過去に埋没法のセミナー講師として行いました。
その様子はこちらです。
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治療概要、合併症について
治療概要
- 患者様属性（治療時）
- 20代 男性
- 治療名
- 立ち耳の修正治療 重症（右耳）
- 費用概算
- 118,800円（税込、片耳の料金、両耳の場合は198,000円）
合併症、副作用、リスク（カッコ内は私の経験）
- 腫れ（治療後ほぼ起こります。数日で治ります。）
- 内出血（多少起こります。この方は内出血が強いです。）
- 痛み（数日で治りますが、触ると痛みがある状態がしばらく続く方が稀にいらっしゃいます。）
- 左右差（元々の左右差を揃えるのは、この治療では難しいです。）
- 感染（起こったことはありません。）
その他詳しい内容（その他の症例写真、ダウンタイム、料金など）
立ち耳治療をご覧ください。
その他、立ち耳に関するブログはこちらです。
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