イボの種類について
「顔のイボを治療したい」とご相談に来られる方は非常に多くいらっしゃいます。一言で「イボ」といっても、その種類はさまざまです。それぞれに適した治療法が異なるため、正確な診断が重要です。
主なイボの種類と特徴
- 尋常性疣贅:ウイルス性のイボ。手足にできやすく、保険診療では液体窒素、自費診療では削る治療やレーザー治療。
- 扁平疣贅:ウイルス性のイボ。なだらかで多数発生することも。
- 脂漏性角化症:加齢による良性腫瘍で、シミから進展する場合が多い。
- 脂腺増殖症:成熟した脂腺が増殖して隆起。
- 汗管腫:汗腺の真皮内導管が増殖して隆起。
- アクロコルドン:首や脇にできやすく、多発する柔らかい隆起物。
- 色素性母斑:一部のほくろがイボのように見える場合があります。
ヨクイニンはどのイボに効果的?
広告で「イボにはヨクイニン!」と見かけることがありますが、効果が期待できるのは以下の2種類です。
- 尋常性疣贅
- 扁平疣贅
腫瘍性病変にはヨクイニンは効果がないため、基本的に施術による治療が必要です。診察時に最適な治療法をご提案します。
林 伸和, 川端 康浩.ヨクイニンの脂漏性角化症(老人性疣贅)に対する 有効性の文献的検討.日本臨床皮膚科医会雑誌 2018 年 35 巻 1 号 p. 63-67
治療方法のご案内
- ウイルス性イボ:液体窒素による保険治療や、自費治療ではCO2レーザー、電気分解法が主流です。
- 脂漏性角化症・アクロコルドン:保険診療では液体窒素、自費診療ではCO2レーザーや電気分解法を使用。
- 脂腺増殖症:深部に病変があるため、保険診療では切除が一般的です。当院ではアグネスで治療をおすすめします。
一人ひとりの症状に合わせて、適切な治療法をご案内します。まずはお気軽にご相談ください。
▶イボ・ホクロ治療の詳しくはこちらをご覧ください。