患者様のご紹介
左鼻翼にできた水痘（みずぼうそう）による瘢痕を改善したいというご相談で来院された30代女性の症例です。
ニキビ痕ではありませんが、瘢痕治療の一例としてご紹介いたします。
症例紹介
| 治療名 | CO2フラクショナルレーザー（1ショット）10回 |
|---|---|
| 経過期間 | 1年1ヶ月 |
| 費用概算 | 33,000円（税込） |
| 患者様属性（治療時） | 30代 女性 |
| リスク・副作用 | 赤み、腫れ、ひりつき、瘡蓋形成、ざらつき、乾燥、色素沈着、水ぶくれ、軽い火傷 |
月に1回のペースでCO2フラクショナルレーザーを10回施術。
瘢痕の深さが徐々に浅くなり、輪郭もぼやけてきたことで、より目立たなくなりました。
瘢痕の種類
- ✅未成熟瘢痕（傷が治って半年～1年未満の赤く硬い瘢痕）
- ✅成熟瘢痕（年月が経過し、変化のない平坦な瘢痕）
- ✅肥厚性瘢痕・ケロイド（赤く盛り上がり、炎症が長く続くタイプ）
水痘による瘢痕は成熟瘢痕に分類され、レーザー治療が主な選択肢となります。
瘢痕治療の種類
- ✅内服薬（トラニラスト、漢方薬など）
- ✅外用薬（副腎皮質ステロイドなど）
- ✅圧迫療法
- ✅注射（ステロイドなど）
- ✅レーザー治療（色素レーザー、Nd:YAG、フラクショナルなど）
特に成熟瘢痕には、CO2フラクショナルレーザーのようなアブレーティブレーザーが有効です。
CO2フラクショナルレーザーとは
CO2フラクショナルレーザーは、肌のリニューアルを促す治療で、皮膚再生を活性化させるのが特徴です。
極細のレーザービームで微細な穴を開け、熱エネルギーを届けて皮膚の創傷治癒を利用します。
- ＜効果のある症状＞
- ・ニキビ・ニキビ痕の改善
- ・毛穴の引き締め
- ・小じわ・たるみの改善
- ・肌質の改善
- ・瘢痕（傷跡）・妊娠線の改善
すぐに結果が出る治療ではありませんが、他の方法では改善しにくい成熟瘢痕に対して、有効な選択肢です。
自然な仕上がりを目指す方におすすめです。
