本日は、豊胸術の症例です。
症例について
数年前に海外で豊胸術をされ、2年ほど前から左胸の痛みに悩まれていた方です。
乳腺外科で検査しても、異常を認められませんでした。
治療方針
胸が大きすぎて形がやや上方に移動し、不自然に見えることの修正と、左胸の痛みの軽減目的で、シリコンバッグの入れ替えを当院で行いました。
350ccのシリコンバッグを抜去し、265ccのMotivaのインプラントを入れています。
上から垂れ下がったような胸の形が改善し、自然な上向きの胸になりました。
症例写真
写真は、抜糸を行なった術後7日目ですが、腫れや痛みは翌日からほとんどなかったそうで元気な様子でした。
痛みの原因について
実は、左胸の痛みは、術前検査を兼ねて行なった人間ドックでシリコンバックの破損が発見されており、抜去時左胸のシリコンの周囲には浸出液が少量溜まっていましたので、そのことが原因であったかと思います。
「ずっと悩んで、神経内科などにも通ったけど原因もわからなく、痛みも続いていたのが手術後からは全く痛くなくなって嬉しい」と喜んでもらい、症例写真もいただきました。ありがとうございます。
今後も、しっかりフォローしていきます。
豊胸シリコンバッグ抜去術とは?
バッグ(人工乳腺)を取り除く手術です。他院で挿入したバッグの取り出しも対応しております。経験豊富な医師が担当いたしますので、安心・安全、抜去後の胸を美しく健康に保ちます。
- アンダーバスト・腋の下・乳輪周囲のいずれから摘出します。
- バッグやバストの状態に合わせて、当院では乳腺を傷つけないように治療のご提案をさせていただきます。
豊胸治療と乳がん検診
豊胸術が原因で乳がんになるということはありませんが、少しの乳房の変化でも注入物が原因ではないか、と思い込み、検診が先延ばしになり、乳がん発見が遅くなるケースがあります。
それは、検診を受けることによって、
- 治療をしていることがバレるのが恥ずかしい
- 会社の健康診断で乳がん検診もあるが、会社に治療をしていることがバレるのではないか(実際には何かあっても個人宛に直接通知されるはずです。)
との理由です。
当院では、治療前には必ず乳がん検診を受けて頂き、さらに治療後も乳がん検診を避けることなく定期的に受けていただくようお話ししてきました。 乳がん検診を避けてしまうと、仮に乳がんが発症した場合、乳がんの発見が遅れます。
適切な手技で豊胸術を行い、豊胸術についてきちんとした知識のある乳腺外科医であれば、乳がん検診の診断も問題なく行えます。 豊胸術治療後に定期的に画像診断検査を受けることで、注入したヒアルロン酸の状態や仮にしこりができた場合の診断が的確に行えます。
当院では社会医療法人博愛会 相良病院と豊胸術の治療前後の画像検査、乳がん検診について提携しております。 ご自身の為にも定期的に検診へ行くことをおすすめします。
- 社会医療法人博愛会 相良病院(鹿児島市)
- ふかみ乳腺クリニック(福岡市薬院駅近く)
- 及川病院(福岡市平尾駅近く)
豊胸術を受けている方でも乳がん検診可能な乳腺専門病院の一例
当院では術前3か月前、術後1ヶ月後、1年後(家族歴がある方は6ヶ月おき)を推奨しております。
治療概要
- 治療名
- 豊胸シリコンバッグ抜去術 350cc+シリコンバッグ豊胸術 265cc
- 費用概算
- 1,320,000円(税込)
- 患者様属性(治療時)
- 30代 女性
- リスク・副作用
- 疼痛、内出血、腫れ、熱感、挿入物の異動、硬縮、しびれ感、圧迫感、知覚の麻痺
- 「シリコンバッグ豊胸術」は鹿児島院のみの施術です。
この治療についてさらに詳しく
豊胸シリコンバッグ抜去術をご覧ください。
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セイコメディカルビューティクリニック 曽山浩輔