ニキビ治療の塗り薬

ニキビは90%以上の人が経験する身近な皮膚疾患です。
ニキビは早期の症状から医療機関で治療することができます。
治療薬には特徴があり、ひとりひとりに合った治療選択が重要です

ディフェリンゲル

ディフェリンゲル0.1%

アダパレンというビタミンA誘導体が主成分の薬で、毛穴のつまりを取り除きます。
ニキビの初期や白黒ニキビがメインの人に処方します。微小面皰にも効果があるため、よくなった状態を維持する治療に有効です。
妊娠中、授乳中の方は使用できません。
乾燥、赤み、かゆみなどの副作用がありますが、多くは最初の2週間以内にみられ、そのあと次第にやわらいできます。
使用量を調節したり、保湿剤を併用したりして、副作用を軽減します。

ベピオゲル

ベピオゲル

過酸化ベンゾイルという有効成分が主成分の薬です。
角質剥離作用と抗菌作用があり、白ニキビだけでなく赤ニキビも多い人に処方します。
ときどき、かぶれる人がいるので注意が必要です。

デュアックゲル

デュアックゲル

過酸化ベンゾイルと抗生物質のクリンダマイシンが混ざった薬です。炎症のあるニキビが多い人に処方します。
継続使用は抗生剤の耐性菌を作ってしまうため、適切なタイミングで、アダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル単体(ベピオ)に変更します。

エピデュオゲル

エピデュオゲル

過酸化ベンゾイルとアダパレンが混ざった薬です。
重症度が中等度以上のニキビに処方します。
ベピオとディフェリンそれぞれの副作用が出る可能性があるので、まずはどちらかを使用してから処方することが多いです。

加えて、症状に応じて、抗生剤を短期間併用することもあります。

ニキビの処方薬には、それぞれ特徴や違いがあるので、合ったものを使用する必要があります。
また、使い始めに刺激があったり乾燥したりするので、使用のコツや副作用かどうかなど診察時に医師が見極める必要があります。
ニキビ ぜひご相談ください❗️